· 

災害の備えは十分ですか?生活環境編

蘇る台風被害の記憶

コロナ禍におけるお彼岸と4連休の最中より、

台風12号の被害と影響を心配し、スケジュールの

心配など連日しておりましたが、事務所のある地域は

強い風と雨の影響はあったものの

台風の進路が太平洋側にそれたために、

大きな影響を受けずに過ごすことが出来ました。

 

とは言っても、頭の中をよぎる台風被害と言えば

昨年の台風15号および19号・大雨被害の記憶が

あって慎重になっているという方も少なくないと思われます。

 

今後も台風が来る可能性のある時期となるほか、

普段からの備えが重要ということもありますので、

先日のブログに引き続き今回も特別編として

防災の備えについて書いていきたいと思います。

 

今回は生活環境編ということで室内やお庭の(台風の)災害対策に

触れていきたいと思います。

室内(家の中)の対策について

まずご自宅内の避難経路は確保されていますか?

 

避難しなければいけない際また避難に関する指示が出た際は

①時間に限り(制限)がある

②精神的にもアタフタして慌てている

③冷静な判断が出来る状況が難しい

④普段とは異な環境下にある

など上記の可能性が高く、日常生活とは異なって

足下にぶつけたり踏んでしまって怪我をすることや

注意力が散漫になる傾向があります。

 

<実践してみませんか?>

夜間に避難する可能性もあるため

日中の危険でないタイミングでアイマスクをして

避難経路を通ってみるといつもは感じない危険を

見つけられるかもしれません。

 

そのようにすることで、事前になにから先に

備えをすべきか発見する良い機会になるかもしれません。

窓の対策について

このブログを書くにあたって、初めて知ったのですが

窓は風圧には比較的強く作られているそうで

一般的な一戸建ての一階でも風速36m/s程度に耐えられる

窓がついていることが多いそうです。

 

(建てられた地域や、立地条件、築年数によって使われているものは

異なり、前述した性能より性能が低い可能性や劣化している可能性は

あり、使用年数によっても勿論異なりますね。)

 

風のみで窓が割れることはかなり低いようですので

窓が割れるときは、ほとんどのケースが飛来物が飛んできた時であるようです。

また屋根や屋根の板金が数によって飛ばされ、窓を突き破るケースも

相談数としてはございます。

 

身近な備えは強風が見込まれる際は、シャッターや雨戸がある際は

閉めておくのが良さそうで、その周りに飛ばされるものがないかを

今一度ご確認頂ければ幸いです。

 

昨年の台風被害で相談を受けた内容が上記がございました。

 

最近ではシャッターや雨戸のないご家庭もあるかと思いますが

被害を最小限に抑えるのに、昨年ニュースで養生テープを

米の字状に貼ると窓の我を防ぐのに有効ではと話題になりました。

 

一時はホームセンターにて品薄状態が続き、高額で

販売されていた記憶があります。

 

参考までに昨年の台風接近時に当社は、

養生テープを米の字状に貼るだけでなく、

その上に窓枠と同じ大きさに合わせた段ボールを重ねます。

そしてそこの隙間に養生テープ(マスキング)を更に行って

対策をしておりました。

 

また飛来物が飛んでくるような大きな台風の際は

シャッターや雨戸がないと、窓が割れるリスクはかなり高くなるようです。

 

ベッドは就寝時に被害に遭う危険が伴うために、

シャッターや雨戸の無い窓際に置かない(特に大きな窓の

近くには置かない)事やカーテンを必ず閉めることは

見直すことは早いうちに出来ることかもしれません。

 

お庭の対策

草木の対策

プランターや鉢植え(プラスチック含む)は室内に運び入れましょう。

また室内に運べないような鉢は飛ばされないように倒しておくこと

や事前に移動しておくことも有効と思われます。

 

庭に植えてある木は支柱などで支えることと

剪定し風の通り道を作ってあげることも有効と思われます。

 

そのほか、庭に飛ばされてしまうようなものはありませんか?

バケツやジョウロ、ゴミを溜めておくバケツなども可能な限り

室内にしまい込む、自転車等の大きなものでも極力室内に入れたり

横倒しにしておくよう、ロープで縛るなどの対策は必要となりそうです。

 

そのような見直しのなかで、使用していない不要なものはありませんか?

 

先日作業させていただいたお宅では

敷地内に壊れた冷蔵庫や自転車・家電製品にあり、

近隣の方より台風や突風時の不安の声があがり、

複数回のお打合せを経て、作業実施いたしました。

 

傾向として、広い庭がある地方の地域では

処分する機会を逃してしまった祖父世代のものが

埃や汚れとともに残ってしまっているケースが多々見受けられます。

 

ただ片付け・整理をするだけでなく、災害への備えを見直す機会に

是非心掛けてみるのも良いかもしれません。